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Cloud FirestoreについてTwitterで盛り上がりを見せていたので、久しぶりに記事を書くことにしました。 2022年GWの真っ只中に開発しまくる。Stamp Incの村本です。

Twitterの中ではどうも、ガラケー vs スマホのような構図に見えてしまったので、古い技術 vs 新しい技術という構図で記事を書いていこうと思います。

話の本筋に入る前に先に述べておきたいことがあります。技術は誰のためのモノかについてです。

1. パラダイムシフトと技術

技術は誰のためのモノか?

ITの世界では日々新しい技術が生まれ、新しい技術を使ってたくさんのサービスが生み出されています。 ではこの技術は一体誰のためのものでしょうか?

僕はこの答えに、ユーザーのためと答えます。実際は巡り巡って三者全てのためになっていますが、どんな技術も利用されて初めて意味を成すと考えています。つまり技術者が独りよがりで生み出した技術には大した価値はないでしょう。

まずこの技術がユーザーのためであることを認識した上で、古い技術と新しい技術について考えてみようと思います。

古い技術とは? 新しい技術とは?

いきなりですが古い技術 新しい技術を定義することは不可能です。残念ながらそれを識別する定義もありません。この記事においての古い新しいはパラダイムという言葉を使って説明できればと思っています。

パラダイム(paradigm)とは、特定の時代や分野において支配的な規範となる「物の見方や捉え方」のことで、科学・思想・産業・経済など、さまざまな分野で用いられています。

ここでは古いパラダイムに沿ったものを古い技術新しいパラダイムに沿ったものを新しい技術と呼ばせてください。面白いことにパラダイムに沿うと古い技術と新しい技術の差がなんとなく見えてきます。

パラダイムシフト

古いパラダイムから新しいパラダイムに移ることをパラダイムシフトと呼びます。

「パラダイムシフト」とは、その時代に当然と考えられていた物の見方や考え方が劇的に変化することを指しますが、そこから派生して「定説をくつがえす」「ステレオタイプを捨てる」「革新的なアイデアによって時代を変える」というように、今では広い意味で使われています。