https://tech.timee.co.jp/entry/2022/04/19/105619
こんにちは、フロントエンドエンジニアの樫福 @cashfooooou です。 タイミーでは toB 向け管理画面を作成しています。
半年ほど前、タイミーでは顧客からのサービスへの要望を集め、管理するシステム(以下、要望回収システム)を作りました。 顧客の課題から新しい機能について考え、顧客により価値のあるものを届けるための施策です。
システムの実装には Notion という SaaS を活用しました。 最小限の実装で良い機能・良い運用が作れたと思っています。
この記事では、要望回収システムの実装に取り組んだ経緯から、実際の運用の例まで紹介します。 同じように顧客の要望回収を行いたい方はもちろん、SaaS を使ったミニマルな機能開発の参考になれば幸いです。
Notion は、タスク管理や Wiki の作成に適した Web アプリケーションです。 ユーザの手によってカスタマイズしやすく UI も使いやすいので非常に便利です。
弊社ではエンジニアだけでなく、社全体のドキュメント管理の大部分で Notion を用いています。 Notion 好きの社員も多く、 最近は Notion の活用術について CTO の kameike がインタビューを受けたりしました。
従来の改修システムは Google フォーム と Google スプレッドシートを組み合わせたものを利用していました。
従来の回収システムは顧客から寄せられた要望を閲覧できますが、次のような複雑な操作が難しいです。
結果として、要望が集まれば集まるほど確認作業の手間が増えるというジレンマに陥り、運用が十分に回らなくなってしまいました。
従来のシステムの課題をもとに、次の方針を立てました。