https://logmi.jp/tech/articles/327654
水越明哉氏:よろしくお願いします。「エンジニアからPdMになって苦労している話」というタイトルです。水越明哉と申します。Twitterアカウントは「@akiyah」です。
では進めていきます。自己紹介です。今、ナビプラス株式会社というところに2年半ぐらいいて、レコメンドサービスという「あなたへのおすすめアイテム」みたいなものを出すサービスをしています。タイトルにあるように、エンジニアをやっていて、2022年3月からPdMをやっています。
あと、アジャイルプロセス協議会という会をやっています。その中にアジャイルマインド勉強会があって、読書会をやっています。(XP祭り2022の)基調講演をされた懸田さん(懸田剛氏)の本である『「アジャイル式」健康カイゼンガイド』読書会を月1回のペースでやっていて、今2回終わって、10月に3回目があります。
思い出した。趣味は統計や工作で、(スライドに)牛乳パックフエと書いたんですけれど。(このイベントの)ちょっと前にやった「Maker Faire」に出して。伸縮するんですよね。(フエを鳴らして)音が出る。子どもたちが触って遊んでくれています。
「PdMって?」と。私も今の会社に入ってからPdMという言葉を認識したんですけれど、調べてみると、もともと知っていた役割だなと思って。
PdMの社内の役割定義を見ると、「プロダクトの方針を定め、成功に責任を負う」と書いてあって。(本当は)もうちょっと(詳しく)書いてあるんですけれど、「ああ、なるほどなるほど」と。
「自分の知っている言葉だったら、プロダクトオーナーのPOだね」と。(PdMは)スクラムでいうプロダクトオーナーで、ほぼイコールだと思っています。
でも、一応書籍で調べてみて。プロダクトマネジメント本って、流行りっぽくってけっこう出ているんですね。及川さん(及川卓也氏)の『プロダクトマネジメントのすべて』という本に定義として(PdMのことを)バシッと書いてあるかというと、ちょっと違うかもしれないですけれど。
「プロダクトマネージャーは、中長期の戦略立案、ビジョンの構築、プロダクトのビジネス、開発、UXのすべてのプロセスに携わり、ステークホルダーの承認を得たうえで、プロダクトに関係する意思決定に責任をもつ」と書いてあります。一番わかりやすい定義かなと思います。
『INSPIRED』という本にもプロダクトマネジメントについて書いてあって。「プロダクトマネージャーこそが製品の成功に責任を持ち、説明責任を負う人だと考えるのである」と、ちょっと定義っぽくはないんですけれど、「こういうことかな」ということが書いてあります。
もう1つは『ゼロから始めるプロダクトマネジメント』という本で、この本はもうちょっと易しい書き方で、定義っぽくは書いていないんですけれど。「プロダクトマネジメントを実践することで、ユーザーに価値あるプロダクトを提供することと、持続的なビジネスを実現することを両立できるんだ」という、プロダクトマネジメントのメリットみたいなことが書いてあって。(これも)定義みたいなものかなと思いました。
簡単にざっくりまとめると、「プロダクトに関する意思決定をする人」がプロダクトマネージャーかなと思いました。
(スライドを示して)「ただし、周りの意見などを聞いた上での意思決定」と書いたのは、(PdM)本人に「全部決定して」と言うとやはりかなり難しくて、いろいろな話を聞かなくちゃいけないことが見えてくるので、「周りの意見、周りのサポートがあった上での決定をする人」かなと思います。
先ほども言ったように、PdMという言葉を私は最近知ったんですけれど、今までのプロジェクトでもPdMっぽい人はいたなと思い出して書いてみました。懸田さんのチームにいたことがあるので、その時のTRICHORDチームの話です。
このチームはエンジニアのチームで、懸田さんがリーダーでした。先ほどPOと言っていたと思いますが、PdMと言ってもいいのかなと思います。