https://logmi.jp/tech/articles/326563
清野隼史氏(以下、清野):本日はトークセッションとして、先ほどLTをしてもらった櫻庭さんや赤沼さんと一緒に話したいと思います。清野が進めます。よろしくお願いします。
櫻庭洋之氏(以下、櫻庭):よろしくお願いします。
赤沼寛明氏(以下、赤沼):よろしくお願いします。
清野:今回のトークセッションのテーマとして、スライドに書いてある4つを用意しています。最初にこういうテーマにした意図というか背景を説明したいと思います。目的について。Railsは2004年リリースで今はRails7です。Rails1から7まできているので、Webアプリケーションの開発を取り巻く環境は2004年からの18年間ですごく変わってきていると思います。最近、たまに「Railsはオワコンだよね」という声を聞くようになりました。
ただ、実際それを議論しているというか、本当に今オワコンになっているのか。Railsが生み出している今の価値や「こういうところがよくなったらいい」という部分に、あらためてこのトークセッションのタイミングで向き合っていきたいと思い、これらのテーマを用意しました。
さっそく本題に入ります。視聴者のみなさんに質問しますが、今仕事でRailsを使っている方はどれくらいいますか?
赤沼:どれぐらいいるんですかね?
清野:意外と使っていないんですかね。どんどん増えてきました。やはり仕事で使っている方もいると思うので、今回はこれから新しく検討することについても話します。そもそもRailsを使っている方のほか、すでに使っていて「ここからどう向き合っていこう」という方にもお伝えしようと思います。
テーマ1は「今Railsを採用するのはアリ?ナシ?」です。(Railsを使っている方の人数が)53(人)まで行っているみたいですね。ありがとうございます。
新しくサービスを作るタイミングでRailsを採用するのはぶっちゃけアリなのかナシなのか、どういう時ならアリなのかナシなのかについてもうかがいます。はじめに櫻庭さん。
櫻庭:正論ですが、「要件とチームによる」という回答になります。毎年「Rails is dead」と言われるくらい死んでいるので。それくらい使われているという証拠でもありますが、個人的にはオワコンだとは思っていないし、順当に進化しているので採用するのはアリだと。
清野:赤沼さんはどうですか?
赤沼:私も同じような意見です。RubyもあわせてRailsは毎年死んでいるというか、毎年オワコンと言われていますが、私はアリだなと思っています。でも、それはもちろん要件とチーム構成による。例えば、今の私のチームは基本的にRailsばかりで作っているので、同じチームでやるとしたらRailsが妥当だと思います。
プロダクトの内容的には、普通のという言い方はアレかもしれませんが、普通のWebアプリならRailsでいいと思う。パフォーマンスやリッチなフロントエンドを要求される場合はRailsは向かない可能性もあるので、その場合は別のものを選ぶのもアリだという感触です。
清野:機能がシンプルであればRailsの強みを活かせるというか、それだからこそRailsを使うメリットがあるということでしょうか。ちなみに、逆におすすめできないパターン、「こういう方にはお勧めできない」「こういうタイミングでは採用するのは控えたほうがいい」という例があるのか、櫻庭さんにうかがいます。