https://tech.smarthr.jp/entry/2020/06/08/114108
こんにちは! フロントエンドエンジニアの @diescake です!
1 年程前に @nabeliwo よりこんな記事を公開しています。
一言で要約してしまうと、SmartHR の各種プロダクトで一貫したユーザー体験を提供するために、SmartHR UI という React コンポーネントライブラリを実装し始めたよ! しかも OSS として公開してるよ! という話でございました。
本記事では、それから 1 年弱たった今 SmartHR UI がどうなっているか、という話をしつつ、現在の SmartHR UI の運用・開発体制について話をしてみようと思います。
SmartHR UI のリポジトリから、ざっくりめぼしいメトリクスを集めてみました。1 年前と比較すると、提供するコンポーネント数は 2 倍以上に増え、コンポーネントライブラリとして順調に成長していることがわかります。
smarthr-ui の npm trends の推移
npm trends の推移も確認してみましたが、こちらはさほど変化はないですねw
SmartHR UI ではコンポーネントカタログとして Storybook を利用しており Netlify にホスティングされています。コンポーネントの一覧が可視化されていて、標準的な使い方については Readme タブでも確認できますので興味があれば覗いてみてください!
また、SmartHR UI は SmartHR のすべてのプロダクトで導入されており、各プロダクトは概ね最新バージョンの SmartHR UI を利用できています。技術的負債とはならずに足並みを揃えることができており、ひとまずは順調に開発を進められているといえそうです。
さて、今回運用・開発体制の話をしようと思った理由は、前回記事へのコメントで運用面について関心が多くあったためです。以下コメントの一部を抜粋させていただきます。
運用面、開発者側がどういう態勢でメンテしているか気になる この手のやつちょっと目を話した瞬間腐ってる印象しかない。専任おけるぐらいじゃないとペイしない コンポーネントライブラリとして提供したものに変更を入れたい時、他プロダクトへの周知やプロダクト間の合意形成をどのように進めているのかが気になる
かくいう私も前回記事は社外から読んでいる 1 人であったのですが、同様の興味を持ったことを記憶しています。 実態としては、常に試行錯誤が続き見直されることは多い状況ですが、現在の SmartHR UI の運用・開発体制について紹介していこうと思います!
最初に SmartHR UI の開発体制についてです。 現時点(2020/05/21)では SmartHR UI 開発において、専任のエンジニアは置いていません。