https://note.com/kou0117/n/nd41f7cc382e7

はじめまして!

リモートHQのプロダクト開発を担当しているkotaroです。

今回は昨日発表されたCoral Capitalさん等からの資金調達におけるプロダクト開発の裏側を書こうと思います。特にソフトウェア領域での新規サービス立ち上げや起業を検討している方に参考になれば何よりです。

本文の前提について

さて、本題に入る前に今回の調達リリース記事にまつわる事実を列挙します。 リリースの内容はこちら

まだまだ(x100)なのは大前提として、創業1年経過のスタートアップとして悪くない立ち上がりではないかと思っております。もちろん、もっとすごい速度で立ち上がっているビジネスや調達額の大きい会社さんもたくさんあります。

一方、リモートHQのプロダクト開発において、ソフトウェアサービス開発を本業としている他の会社さんと異なるユニークな点があります。

それは、SaaSなのにほぼコードを書かずに初期ユーザーの獲得を実現し、約2億円を調達したということです

ソフトウェアつくってないの? もちろん作っています(ただしノーコードで)。

エンジニアいないの? います(現在はフルタイム3人業務委託3人)。

今回は、どのようにコードを書かずにソフトウェアサービスを実際に提供し、初期ユーザーにご満足いただき、資金調達を実現したかの裏側をお話できればと思います。

ノーコード開発の裏側

複数のノーコードツールをフル活用しました

もう少し詳しく書くと、ノーコードでウェブアプリケーションを実装し、複数のSaaSと連携することで、**想定するユーザーストーリーを満たすMVPを構築しました。**そして商談でデモを行いながら高速に実験を繰り返し、初期ユーザーにそのままご利用いただき、フィードバックをもとに機能追加を行い、そのまま実際のユーザーにそのアプリケーションをご利用いただいています。

なぜ今回の開発スタイルを選択したかは後述しますが、開発力不足だからではなく、最短最速のPMF検証の手段としてノーコードを選んでいます。

使ったサービスは、Bubble、Integromat、TypeFormなどなど色々ありますが、戦略の中核であるBubbleについて簡単に説明します。