https://zenn.dev/tkithrta/articles/a56603a37b08f0

Intro

最近とあるデータベースに関する記事を読んだのですが、Upstashについて誰も言及しておらずヤバいなと思ったので紹介することにしました。 ちなみに私も今日はじめてアカウント登録するのでご安心ください。 ゴールデンウィークは色々始めたくなるものです。

Upstashはサーバーレスデータプラットフォームを提供するサービスです。 Redisを主に扱っていますが一応Kafkaも使うことができます。 詳しく調べた感じだともう一つぐらい使えるデータベースが増えそうな気がしたので様子見していたのですが、 3月中旬に約2.3億円の資金調達を行いしばらくは既存サービスの強化を行うようなのでとりあえず使ってみることにします。

Upstash

様々な特徴がありますが特筆すべき点として、AOFモードで永続性が常に有効になっている点が挙げられます。 つまりRedisでありがちなキャッシュやエフェメラル用途で使えるだけでなく、SQLiteやMongoDBのようにデータを保存しておけるちゃんとしたデータベースとして使えるわけですね。

至って普通の制限あり無料プランと従量課金制プランが用意されています。 トップページには無料(クレジットカード不要)と親切に書かれており、一日のコマンド制限は10000回。 この10000回というのはリージョンを固定した場合の制限であり、グローバルを選んだ場合は2000回になります。 東京リージョンがあるので国内で回すだけならシングルリージョンでいいのではないでしょうか。 その他にもマルチゾーンを選択できなかったりシングルリージョンデータベースの合計が256Mbまでといった制限もあります。

もう一つ特筆すべき特徴として、従量課金制プランでは一日のコマンド無制限と書いてありますが月額価格には制限があるため青天井にならないという点があります。 AWSで風物詩となりつつあるパスワードやアクセスキーが流出して無限にコマンドを叩かれ数百万円の請求が来たみたいなことがないため安心して使うことができますね。

前置きが長くなりましたが早速アカウント登録して使ってみましょう。

Start

「Start free in 30 seconds」ボタンを押します。 はーい、よーいスタート。

Amazon, GitHub, GoogleアカウントでSSO可能なログインページ。 Sign Upタブを選択しサインアップしましょう。

突然紙吹雪が舞ってびっくりした後の画面です。 「Create database」ボタンを押します。

データベース名を入力して、RegionalのままRegionはAP-NORTH-EAST-1 (Japan)を選択。 TLS/SSLはあったほうが安心できるので有効にしておきます。 強一貫性モードは今回必要ないのでそのままで。 最後に「Create」ボタンを押し数秒待ちます。