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大日方祐介氏(以下、大日方):セッションを始めたいと思います。「日本のインターネット黎明期、Web1, 2からWeb3へ」という題で、まさに日本のネット黎明期から、作る側でやられてきた方々をゲストに……1人いないんだよ。
渡辺創太氏(以下、渡辺):1人いないですね。
大日方:連絡が途絶えました。
(一同笑)
大日方:メタバースの彼方に。なので先に進めていただければと思います。まず、けんすうさんですね。週末にも関わらずありがとうございます。
古川健介氏(以下、古川):ありがとうございます。アルという会社をやっています、古川と申します。インターネット上では、「けんすう」という名前でやっています。
大日方:家入さんの紹介を飛ばします。
(一同笑)
古川:2000年ぐらいからWebサービスを作っていて、要はWeb2.0と言われる前ぐらいの黎明期を経て知っているので、そのあたりの話ができればいいかなと思っています。お願いします。
大日方:お願いします。学生時代に「ミルクカフェ」という掲示板をやられていたんですよね。
古川:そうですね。まだSNSなどが存在しない時代だったので、みんな掲示板と呼ばれるところに匿名で書くという文化が2000年ぐらい前半にありました。私もそういったサービスをやっていた感じですね。当時は今のWeb3じゃないですが、かなりいかがわしいものだと思われていたので、警察沙汰とか裁判沙汰とかがメチャクチャあって、2000年から2008年は警察から100通から200通ぐらい連絡書類をもらったりしていました。
裁判も3件くらいやっていたので、インターネットはそんな感じの、アングラな時代のものだったという感じですね。
大日方:なるほど。そのあとにnanapiを作られたんですね。
古川:そうですね。Web2.0で、日本最後のWeb2.0企業と言われていたのがこの会社です。Web2.0の最後のほうの時代で、モバイルとかソーシャルの波が日本ではあまり来ていなかった。2007年から2009年が何もなかった時代なので、そのあたりの時に起業したハウツーメディアですね。
大日方:なるほど。そして、今はアルという(会社をやっている)。
古川:そうですね。今はアルという会社をやっていて、どちらかというとクリエイターやエコノミー系のこういうアルというサイトとか、クリエイターさんがいろいろなかたちでお金を稼げるサービスを作っています。
大日方:ありがとうございます。よろしくお願いします。