https://zenn.dev/coconala/articles/40849ff2533f84
こんにちは!
株式会社ココナラのプロダクト開発部 QA チーム所属のまると申します。
弊社では現在リリース時のリグレッションテストの大部分を手動かつモンキーテストで実施しています。そのためテスト工数が高く、さらにテスト漏れも発生し、予期せぬ機能で障害が発生してしまうことがありました。
この状況を鑑み、QA チームではテスト効率化とプロダクト品質の更なる向上を目指し、今期からWeb の E2E テスト自動化を再整備しています。
本記事で自動化ツールの評価を行い、Playwrightを選定するまでのプロセスを記載します。
前提
- テスト自動化ツールAutifyを利用して、定性的に重要と判断された一部機能を対象にリグレッションテストを自動化している
現状の課題
- ツール制約上、対応できない機能が発生している
- 全テストケースを実行するとテスト実行完了までに半日要する
- 画面操作(クリックなど)が安定せず、テストが失敗する
目指す姿
- 80%以上のリグレッションテストが自動化できている
- テスト結果が安定している
- 迅速にテスト実行が完了する
選定プロセス
WebE2E テスト自動化ツールのリストアップ
以下の Step でリストアップしました。
- テックブログや対外イベントから他社の利用している自動化ツールを洗い出す
- Step1 で洗い出したツール名をキーワードに、よく比較されているツールを洗い出す
- 一定の制約があるノーコードツール/ローコードツールは選定対象外とする