https://zenn.dev/sh1ma/articles/20e61d84e7d380
先日、RFC9116が発表されました🚀
あなたのWebサービスに潜在する未知の脆弱性を誰かが見つけた時、それをあなたに連絡する方法を提示するsecurity.txt
を標準化するものです。
この記事では何故これが必要だったのか、そして私たちがこれを実装する方法を簡潔に説明します。
https://securitytxt.org/のSummary(概要)にはこのように書かれています。
Webサービスのセキュリティリスクが、リスクの重大性を理解している独立したセキュリティ研究者によって発見された場合、それらを適切に開示するためのチャンネルが不足していることがよくあります。 その結果、セキュリティの問題が報告されないままになる可能性があります。 security.txtは、組織がセキュリティ研究者がセキュリティの脆弱性を安全に開示するためのプロセスを定義するのに役立つ標準を定義しています。
つまり、
security.txt
は脆弱性報告のプロセスを発見者向けに定義するのに役立つということです。
実はsecurity.txt
はいくつかの組織で既に定義されていますし、私たちが実装するのも非常に簡単です。
上の例のように、定められたフォーマットのsecurity.txt
をWebサイトの指定の場所に置くことで実装できます。
あなたのドメインの/.well-known/
ディレクトリ下に置きます。置く場所は自由に決められるものではない点は注意が必要です。(もし/.well-known
ディレクトリってなに?という疑問を持った方はRFC8615を参照してください)
あります。詳細はRFC9116で見ることが出来ます。